科目名 □離散数学Ⅳ−B
担当教員   朝廣 雄一     
対象学年   2年   クラス   [185]  
講義室   12108教室   開講学期   後期  
曜日・時限   水1   単位区分   選択  
授業形態     単位数   2  
準備事項    
備考    

講義概要/Class Outline

情報科学の様々な場面で出現する命題論理について学ぶ。命題論理を理解し用いることは、情報科学の分野では非常に重要である。例えば、プログラム作成時における条件分岐を適切に扱うためには、命題論理の理解が欠かせない、本講義の主な内容は、命題、論理演算子、論理式、真理値表、同値、恒真式などと多岐にわたっている。これらの項目を限られた時間内に理解し、応用力をつけるためには実際に自分の手で演習問題を解くという作業が不可欠である。この科目では命題論理に関する各種の概念を理解し、それらに関する基礎的な問題を解けるようになることを目的とする。
 

講義計画 /Class Structure

内容
1 講義概要
講義概要と計画を説明する。
2 命題と真理値
命題と真理値について解説する。
3 論理演算子
否定、積、和、条件文、双条件文の各論理演算子について解説する。
4 命題論理式
命題論理式と論理演算子の優先順序について解説する。
5 真理値表(1)
真理値表の作成方法について解説する。
6 真理値表(2)
引き続き、真理値表の作成方法について解説する。
7 小テスト1
第6回までの内容についてテストを行う。
8 補足と復習
小テストの解説ならびに補足と復習を行う。
9 同値(1)
同値の概念、ならびに代表的な同値論理式について解説する。
10 同値(2)
ひきつづき、同値の概念、ならびに代表的な同値論理式について解説する。
11 恒真式と恒偽式
特殊な命題論理式である恒真式と恒偽式について解説する。
12 標準形
積和標準形と和積標準形について解説する。
13 小テスト2
第8回から第12回の内容についてテストを行う。
14 補足と復習
小テストの解説ならびに補足と復習を行う。
 

学習・教育目標/Class Target 1. 命題論理に関する基礎的な事項を理解している
2. 命題論理に関する基礎的な問題を解くことができる
3. 命題論理における標準形について理解している  
評価基準/GradingCriteria 学習・教育目標の項目についての総合的な満足度を評価し、次のとおりとする。   秀:90%以上、優:80%以上、良:70%以上、可:60%以上、不可:60%未満  
評価方法/GradingMethod 小テストと定期試験を総合して評価する。それぞれの配分については次のとおりとする。 小テスト:20%、定期試験:80%  
受講上の注意/Class Rules 数学や論理的に考えることが不得意な場合には、受講を見合わせた方がよい。  
受講制限/Prerequisit  
関連する科目/Related Class 離散数学(I, II, III-A, III-B, IV-A)、データ構造とアルゴリズム(I, II, III), 情報回路設計  
教科書/Text
著者名 牛島和夫 編著、相利民、朝廣雄一著  
著書名 離散数学  
出版社名 コロナ社  
ISBNコード  
指定図書/Assigned Books
著者名 Seymour Libshutz  
著書名 マグロウヒル大学演習 離散数学  
出版社名 オーム社  
ISBNコード  
著者名 柴田正憲、浅田由良  
著書名 情報科学のための離散数学  
出版社名 コロナ社  
ISBNコード  
参考文献/Bibliography
著者名 守屋悦朗  
著書名 コンピュータサイエンスのための離散数学  
>出版社名 サイエンス社  
ISBNコード  
著者名 茨木俊秀  
著書名 情報学のための離散数学  
>出版社名 昭晃堂  
ISBNコード